マイクロソフトは11日、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の「バージョン 1.12」を公開した。Windows XPとWindows Server 2003 SP1であればWindows UpdateやMicrosoft Updateを通じて更新できる。Windows 2000では「Microsoftダウンロードセンター」でダウンロードするか、オンライン版の利用が可能だ。
新バージョンでは、ローカルPCやネットワーク共有フォルダにある、EXEファイルとSCRファイルに感染するウイルス「Parite」、TCP 135番ポートから外部IRCサーバーに接続するバックドアを開けるワーム型ウイルスで、キー入力のログを外部Webサイトに転送する「Maslan」、感染したPCにWebサーバー機能を持たせ、自身のコピーを拡散させるワーム型ウイルス「Bofra」の3種類に新たに対応。従来からのウイルスと合わせて64種類のウイルスを駆除できるようになった。また、各ウイルスの亜種にも対応している。
関連情報
■URL
ダウンロードサイト
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=ad724ae0-e72d-4f54-9ab3-75b8eb148356&displaylang=ja
技術情報
http://support.microsoft.com/kb/890830/
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( 増田 覚 )
2006/01/11 13:47
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