楽天リサーチと三菱総合研究所は16日、固定電話と携帯電話の融合サービス(FMCサービス)に関する調査結果を発表した。携帯ユーザーのうち約6割が「利用したい」としている。
同調査は、インターネット上で実施され、調査期間は2005年11月30日~12月2日。回答数は2,520人で、男女比は50%ずつ。そのうち、2,139人がNTTドコモ・KDDI・ボーダフォンのユーザー。
携帯ユーザー2,139人のうち、どのようなFMCサービスを利用したいか、という設問では「外出先でも自宅宛の電話を携帯で受けられる」という例が全体の53.7%が、「固定とセットで携帯を契約すると割安になる」という例が52.2%が「関心がある」と回答。このほか、「固定電話宛の着信を携帯でも受けられる」(43.7%)、「自宅で携帯を使う場合の利用料が固定と同水準になる」(40.8%)、「固定・携帯をセット契約すると、両者間の通話料が安くなる」(39.0%)といった具体例で、「関心がある」とされている。
これらに代表されるFMCサービスを利用したいかどうか、という設問では、「サービス開始後、すぐに利用したい」という回答が全体の16.4%、「1年以内に利用したい」が27.4%、「3年以内に利用したい」が14.1%、「3年より先に利用したい」が2.7%となり、利用意向そのものを持っているユーザーは全体の60.9%になっており、両社では「FMCに対するユーザーの関心・期待は大きいことが窺える」としている。
このほか同調査では、鉄道利用者向けサービスである「グーパス」などの情報配信サービスに対する利用意向についても明らかにされている。
関連情報
■URL
調査結果
http://research.rakuten.co.jp/release/060116/
( 関口 聖 )
2006/01/16 19:22
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