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ケンコーコムが薬のWeb相談機能、購入者には服薬上の注意事項もメール


 医薬品や健康食品の通販サイトを運営するケンコーコムは31日、医薬品購入者に対して薬剤師がカウンセリングを行なう「インターネットによる服薬説明機能」を開発したと発表した。

 ケンコーコムで医薬品を販売する際、購入者は薬剤師からの質問にWeb上で回答し、その回答内容に対して薬剤師がWeb上で服薬説明を行なう。さらに購入後には服用上の注意事項を書いた「服薬注意喚起メール」を配信するという仕組みだ。

 厚生労働省では、医薬品をA・B・Cの3つのグループに分類し、風邪薬や解熱鎮痛薬、漢方薬、妊娠検査薬、大半の胃薬、水虫薬などが該当するA・Bグループに対して、「積極的な情報提供」と「文書を用いた情報提供」(Bグループについては努力義務)を義務づける報告書を公表している。ケンコーコムのインターネットによる服薬説明機能は、報告書の趣旨に沿うかたちで発表されたものだ。

 ケンコーコムによれば、31日現在でインターネットによる服薬説明機能を利用して購入できる医薬品数は834商品。そのうちA・Bグループに該当する医薬品は619商品で、これには男性ホルモン薬や風邪薬、胃腸薬、検査薬、便秘薬などが含まれる。

 今後、2006年6月末までに1,300商品に拡大するとともに、テレビ電話機能の実験も開始。2006年12月末までには同社が扱うすべての医薬品で対応し、回答履歴をデータベース化する予定だ。さらに2007年以降、インターネットによる服薬説明機能のOEM提供も予定している。


関連情報

URL
  ケンコーコム
  http://www.kenko.com/
  ニュースリリース
  http://www.kenko.com/company/pr/archives/2006/01/post.html
  関連記事:ヘルシーネット、ECサイト「ケンコーコム」で医薬品販売を開始
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/1106/kenko.htm


( 増田 覚 )
2006/01/31 15:19

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