13日からスペイン・バルセロナで開催される「3GSM World Congress 2006」において、商用HSDPAシステムで3.6Mbpsをサポートする機種のデモが行なわれる。Ericssonが10日に公表した。現状の商用HSDPAシステムは最大1.8Mbpsのため、2倍の通信速度を達成することになる。
HSDPA(High-Speed Downlink Packet Access)は、3G携帯電話方式「W-CDMA」のデータ通信を高速化した規格で、3.5Gとも呼ばれる。HSDPAの導入により、理論上は約14.4Mbpsまで向上できるといわれている。Ericssonでは、今後ソフトウェアなどのアップグレードにより、この最大速度も可能だとしており、2006年半ばにも実現されそうだという。
Ericssonでは、2007年にはGSM/W-CDMAの普及率が80%に達すると見ており、同社はこの分野で強みを見せ、35%のシェアを確保したいとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.ericsson.com/press/20060210-102819.html
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http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/event/27756.html
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( Gana Hiyoshi )
2006/02/13 17:57
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