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受刑者情報含む1万ファイルがWinny流出、京都刑務所の刑務官のPCから


 滋賀刑務所や福岡拘置所の被収容者の個人情報が、Winnyネットワーク上に流出していたことがわかった。京都刑務所の刑務官が自宅で使用しているPCがウイルスに感染したのが原因だ。

 流出したのは滋賀刑務所や福岡拘置所の被収容者の氏名のほか、両施設内で規律違反を犯した被収容者に対する取り調べ記録、施設の規則を記した内部文書などを含む1万ファイル強。2月3日に内閣官房情報セキュリティセンターが情報流出を確認し、法務省に連絡した。現在法務省では、犯歴や他の刑務所の情報が流出した可能性もあるとして調査を進めている。

 法務省によれば、被収容者の個人情報の取り扱いについては内部規定を設けており、個人情報を持ち出す際は管理者の許可を得る必要があった。京都刑務所の刑務官は、文書作成時にひな形として利用するために被収容者の個人情報が記録されたCD-Rを入手し、自宅のPCに保存していたという。なお、CD-Rの入手経路については確認中としている。


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URL
  法務省
  http://www.moj.go.jp/


( 増田 覚 )
2006/02/14 12:50

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