Skypeは9日、主に中小企業での利用を念頭に置いた新しいWebサイト「Skype for Business」を開設した。また、「Skype Groups」と呼ばれていたサービスを、「Skype for Business Control Panel」という名前に改めた。
新たにオープンした「Skype for Business」は、Skypeを既に利用している企業の50%以上を占めている10人以下の小企業をユーザーに想定して、ビジネス利用の際に重要となるセキュリティの高さと、生産性向上のためのアイディアを中心としたコンテンツを提供する。また、Skypeのパートナー企業が提供するビジネス向け遠隔会議機器やヘッドセット、各種サービスなどの情報も提供する。
改名された「Skype for Business Control Panel」では、1人の管理者がまとめてSkypeクレジットを購入し、会社の中の利用者それぞれに分配し、プレミアムサービスの利用状況などを管理できる機能を提供する。このサービスは、現在日本語を含む18言語で提供されており、日本円にも対応している。
新たにビジネスにフォーカスしたWebサイトを設けた理由について、SkypeのCEOで共同創業者のNiklas Zennstrom氏は、「7,500万以上の顧客に耳を傾けることにより、そのうち30%が定期的にSkypeを仕事のために利用しており、そのほとんどは小さな企業であるということを我々は知っている」とコメントしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.skype.com/company/news/2006/skype_smb.html
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・ 有料サービスのグループ購入ができる「Skype Groups」が正式サービスに(2005/10/26)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/03/10 12:22
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