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友人間でアフィリエイトをシェアできる「ビルコレ」


マイページの画面

友達から見た自分のページ画面
 ビルコムは22日、SNSの仕組みを利用して、友人間でアフィリエイトをシェアできるWebサイト「ビルコレ」ベータ版を開始した。利用するには無料の会員登録が必要で、年齢制限は20歳以上。既存会員からの紹介がなくても会員登録できる。

 ビルコレは、友人間の口コミを購買に結びつけることを目的としたWebサイト。提携ECサイトの商品・サービスを友人に勧めることが可能で、推薦された商品を購入した場合、アフィリエイトポイントが購入者と紹介者に2:1の比率で付与される。友人が勧めた商品は、提携ECサイトにリンクして購入する仕組みだ。

 アフィリエイトポイントは、1ポイント=1円に相当。2,000ポイント以上蓄積すればユーザーが指定した銀行口座に振り込み依頼を行なえる。支払日は四半期(3月、6月、9月、12月)締めで、75日後に支払われる。振込手数料はユーザー負担となる。

 会員登録後に与えられるマイページでは、購入したり欲しい商品のリストを表示できるほか、友人のリストを閲覧することも可能だ。また、自分が推薦した商品を他のユーザーが購入した実績に応じて、他のユーザーに与える影響度を5段階で表示する「ビルランク」機能を備える。これにより、ユーザーが発信する情報の信頼度を判断できるという。そのほか、プロフィール登録や日記、フォトアルバム、コミュニティ、アクセス履歴閲覧、友達検索など基本的なSNS機能も実装する。

 ユーザーは、既存会員に友達申込みをすることができるが、同社が定めた条件をクリアしなければ友達申込みができない。具体的には、「友達が共通」「相性度が31%以上」「友達になりたい会員に足跡コメントを送り、相手が自分のページにアクセスする」という3つの条件のいずれかを満たす必要がある。なお、相性度とは、自分と友人のプロフィールを照らし合わせることで算出される数値だ。

 3月22日現在の提携ECサイトは57サイト、商品数は約100万点。「Amazon.co.jp」「TSUTAYA online」「Dell」「じゃらんnet」などの人気サイトが参加している。4月中には商品数を約300万点に増やすという。


匿名性の口コミから顔が見える口コミへ コミュニケーションが目的のSNSから、コミュニケーションが手段のSNSへ

友達同士でシェアする新しい形のアフィリエイト 情報の取捨選択が容易に

左から藤原ヒロシさん、太田滋ビルコム代表取締役兼CEO、土屋アンナさん
 22日には東京・表参道で「ビルコレ」の発表会が開催された。ビルコレの特徴について同社代表取締役兼CEOの太田滋氏は、「これまでのネット上の口コミは匿名性なものがほとんどだが、ビルコレではSNSの仕組みを活用したことで顔が見える口コミが可能になった。信頼できる人から信頼できるオススメ情報を入手できる」とアピールする。収益については、商品購入時に提携ECサイトから支払われる手数料収入が中心で、初年度2,300万円の売上、会員数21万人を目指す。

 発表会ではスタイル提案型Webサイト「honeyee.com」を立ち上げた藤原ヒロシとモデルの土屋アンナによるトークセッションが行なわれた。ビルコレについて藤原ヒロシは、「(匿名性の低いSNSで)個人が好きなものを人に伝えることで嘘が少なくなり、信頼の高い情報が入手できる」とコメント。「インターネットができない」という土屋アンナは、ビルコレの概要を聞いて「(ビルコレを)やります」と意欲を見せていた。


関連情報

URL
  ビルコレ
  http://bilcolle.com/


( 増田 覚 )
2006/03/22 17:33

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