イーディーコントライブは22日、ファイル暗号化ソフト「Safety Disclosure Find Winny」の提供を開始すると発表した。WinnyがインストールされているPCでは復号できない暗号化ファイルを作成できる。Windows XP/2000に対応しており、企業向けにボリュームライセンス(1ライセンスあたり5,000円以下)で受注生産する。
Safety Disclosure Find Winnyでは、自己復号形式の暗号化ファイルを作成でき、メールなどによりファイルの受け渡しが行なえる。特徴は、復号処理の際にPCのHDDをスキャンし、Winnyが存在する場合には復号プログラムの起動を停止する点だ。その際「情報漏洩の可能性があるPCでは、復号できないようになっています」など、表示するメッセージを企業ごとにカスタマイズすることが可能だ。
イーディーコントライブによれば、企業におけるWinnyによる情報流出のほとんどは外部へデータを持ち出した際にWinnyがインストールされたPCで作業が行なわれたことが原因であり、企業内のPCについてはWinnyなどファイル共有プログラム導入を禁止するなど管理がなされているものと見ている。一方、Winnyを削除したり利用を不可能にするなどの対策ソフトも複数登場しているが、Winny利用者が自らそれを導入するとは考えにくいと指摘。ファイルの送り手側が、相手先PCにおける安全性を確保する手段が必要だと説明している。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ed-contrive.co.jp/html/new_info/pressreleases/060322.html
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( 永沢 茂 )
2006/03/22 18:57
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