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クライアントで起動画面。ウイルスを検出したところ
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アンラボは23日、ファイル交換ソフト「Winny」とWinnyを通じて感染するウイルスを検出・削除し、その結果を管理者に自動報告するセキュリティ対策ソフト「アンラボ ウィニーシールド」を法人向けに無償公開した。Windows XP/2000/Me/98SEに対応する。なお、利用するには企業名やメールアドレスを同社サイトに登録するほか、他社製セキュリティ対策ソフトをインストールしている場合は、リアルタイム検索機能を停止する必要がある。
ウィニーシールドは、「Antinny」などWinnyを通じて感染するウイルス90種のほか、Winnyのプログラム自体を検出・削除するセキュリティ対策ソフト。Winnyの検出については、「Winny.exe」というファイル名ではなくパターン定義ファイルを利用してスキャンするため、ファイル名が変更されていても検出できる。
また、クライアントPCのスキャンが終了すると、自動的に結果を管理者にメールで報告する機能も備える。これにより管理者は、各クライアントPCにおけるスキャンの実行状況やWinnyの検出状況を把握できるという。同社のソリューション「アンラボ コーポレートエディション」シリーズを導入している企業は、管理下のクライアントPCに気付かれないようにサイレントモードでスキャンを実行させることが可能だ。
ただし、ZIPなどの圧縮ファイル中に存在するウイルスの検索には対応していないほか、リアルタイム監視機能を搭載していないので注意が必要だ。ソフトの品質保証やサポートも提供していない。
アンラボでは、Winnyを通じて感染するウイルスの専用駆除ソフトを11日に公開していたが、今回のウィニーシールドの公開にあわせて、定義ファイルが対応するウイルス数を前回の85種から90種に拡大した。定義ファイルは、3月21日までにアンラボが把握したウイルスをもとに作成した。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ahnlab.co.jp/news/view.asp?seq=1574&pageNo=1&news_gu=01&title
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・ アンラボ、「Winnyウイルス」専用駆除ソフトを無料公開(2006/03/13)
( 増田 覚 )
2006/03/23 18:14
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