NECは28日、ISP事業「BIGLOBE」を分社化し、7月1日に新会社「NECビッグローブ株式会社」を設立すると発表した。住友商事、大和証券グループ、三井住友銀行、電通、博報堂を引受先とする第三者割当増資も実施する。
新会社は企業向けのプラットフォームサービス事業、コンシューマ向けに映像を中心としたブロードバンドメディア事業のASP事業を中心に展開。ISP事業は安定した収益基盤としてさらなる事業強化と事業拡大に取り組む。
資本金は7月1日設立時で40億円で、7月末に予定する第三者割当増資を受けて104億円とする。持ち株比率はNECが78%、住友商事が7%、大和証券と三井住友銀行がそれぞれ5%、電通と博報堂がそれぞれ2.5%。発行株式総数は7月1日設立時で80,000株、第三者割当増資後で102.564株。
新会社の代表取締役執行役員社長には、NEC執行役員専務の片山徹氏が就任。現BIGLOBE事業本部長の佐久間洋氏は代表取締役執行役員専務に就任する。従業員数は約500名を予定し、事業規模は2004年度実績で約600億円。
NECではBIGLOBEの分社化に合わせて記者会見を開催した。会見の内容は追ってレポートする。
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■URL
NECのニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0603/2801.html
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・ NEC、ISP事業「BIGLOBE」の分社化を検討(2006/03/24)
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( 甲斐祐樹 )
2006/03/28 17:15
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