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日本語版Gmailにも「ウイルススキャン」「HTML形式で表示」などの新機能


 グーグルは、Webメールサービス「Gmail」に新たな機能を追加したことを公表した。

 追加された新機能は、「ウイルススキャン」「HTML形式で表示」「留守中の自動返信」「連絡先グループ」など。一部ではすでに利用可能な機能もあったが、28日付で日本語版を含む全ユーザーに対して公開したという。

 ウイルススキャンは、添付ファイルを送受信するごとに自動的にウイルススキャンを実行するというもの。受信した添付ファイルでウィルスを検知した場合、添付ファイルの内容にアクセスできるようウイルスを駆除する。ウイルスを駆除できなかった場合は、添付ファイルのダウンロードはできない。送信する添付ファイルにウイルスを検出した場合、添付ファイルを削除するまでメッセージの送信はできない仕組み。ウイルスの検出エンジンについては、独自のエンジンか他社セキュリティベンダーのものなのか公表していない。

 HTML形式で表示する機能は、OfficeやPDFなどの添付ファイルをHTML形式で表示する機能。ファイルが添付されているメッセージの下部にある「HTML形式で表示」をクリックすると、一部画像が表示されないなどの制限があるもののHTML形式での表示が可能になる。表示できるファイル形式は、pdf、doc、xls、ppt、rtf、sxw、sxc、sxi、sdw、sdc、sdd、wml。Googleによれば、HTML形式で表示すると、ファイルをダウンロードするよりも素早く簡単にコンテンツを確認できるという。


添付したPDFファイルをそのままダウンロード HTML表示した場合。画像部分は表示されないが、レイアウトの再現性はまずます

 留守中に自動返信する機能を利用すると、しばらくインターネットに接続できない場合に、受信したすべてのメールの送信者に対して、件名欄とメッセージ欄をあらかじめ記入しておいた不在応答を返信できる。ただし、迷惑メールに分類されたメッセージやメーリングリスト宛に送信されたメッセージには送信しない。また、連絡先に登録されていないアドレスから送信されたメールに不在通知を送信しないように設定することもできる。

 連絡先グループは、複数の相手にまとめてメッセージを送信できるように連絡先をグループに分類して整理する機能。Googleによれば、「最も多く寄せられた要望にお答えした」としている。


関連情報

URL
  Gmailの最新情報
  http://mail.google.com/mail/help/intl/ja/whatsnew.html

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( 鷹木 創 )
2006/03/28 21:02

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