ソフトバンクグループは3日、「Yahoo! BB」「ODN」などグループ各社のインターネットサービスで、迷惑メール発信対策としてOutbound Port 25 Blocking(OP25B)を6月から導入すると発表した。
OP25Bは、メールの送信に用いられるTCP 25番ポートの通信について、外部への通信を規制するもの。迷惑メールの多くは、プロバイダーのメールサーバーを用いずに外部のメールサーバーに直接送信しているため、これを防止する措置として導入する。
実施を予定しているサービスは、ソフトバンクBB、BBテクノロジー、ヤフーが提供する「Yahoo! BB」、BBテクノロジーが提供する「SoftBank ブロードバンドサービス(エンジョイBB、Nexyz.BB)」、日本テレコムが提供する「ODN」「JENS SpinNet」「ULTINA インターネット」「BBモバイルポイント」の各サービス。6月から順次OP25Bの導入を進める予定で、実施詳細については今後各社から発表される。
ユーザーにとっては、プロバイダーのメールサーバーを利用したメール送信はこれまでと同様に問題なく利用できるが、他のプロバイダーのメールサーバーを利用したメール送信はできなくなる。このため、プロバイダー各社では回避策として、メールの送信にTCP 587番ポートを利用する「Message Submission」の導入を進めており、これを利用することで他のプロバイダーのメールサーバーからのメール送信が可能となる。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.softbank.co.jp/news/release/2006/060403_0001.html
( 三柳英樹 )
2006/04/03 13:42
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