NTTレゾナントと三菱総合研究所が共同で提供する「gooリサーチ」は3日、質問サイトの利用状況に関する調査結果を公表した。
調査は2005年12月7日から12月9日にかけて、「gooリサーチ」の登録モニターに対して行なわれた。有効回答数は2,184人で、男女比は男性が49.0%、女性が51.0%。年齢は10代が18.2%、20代が17.7%、30代が19.5%、40代が20.8%、50代が18.2%、60代が4.2%、70代以上が1.4%。
調査によると、わからないことをインターネットで調べる際の行動としては、98.8%の人が「検索エンジンでキーワードを検索する」と回答。検索サイト以外では、カカクコムやアットコスメなどの「口コミサイトを利用する」が23.2%、「教えて!goo」や「Yahoo!知恵袋」などの「質問サイトを利用する」が18.1%、「Yahoo!掲示板」や「2ちゃんねる」などの「掲示板を見て質問する」が15.8%など。
質問サイトの認知度については、「質問も回答もしたことはないが、参考にサイトを見たことはある」が40.7%と最も高い。また、「質問をしたことがある」(14.6%)、「回答をしたことがある」(2.8%)、「質問も回答もしたことがある」(12.3%)などを合計すると、70%以上が質問サイトの存在を認知し、何らかの形で利用経験があるとしている。
利用している質問サイトは、「教えて!goo」が67.6%、「Yahoo!知恵袋」が45.2%、「はてな」が25.4%。質問サイトの利用頻度は「月1回未満」が40.1%と最も多いが、週1回以上利用している人の割合も20%以上に達している。
質問サイトにおいて、他の人の質問に対しては16.6%の人が「回答したくない」としているが、44.7%の人は「無償でも回答したい」、38.8%の人は「何らかの謝礼が貰えるのであれば回答したい」としている。また、質問サイトの有料化については、69.8%の人が「有料であれば利用しない」と答えている。
質問サイトで質問した経験がある人にとって、寄せられた回答に対する満足度は「非常に満足した」が16.7%、「やや満足した」が63.7%、「あまり満足しなかった」が16.6%、「全く満足しなかった」が3.0%。回答に満足できなかった理由としては、「疑問点が解決されなかった」(59.1%)、「訳のわからない回答が多かった」(23.5%)、「回答した相手の顔が見えず、回答が信頼できなかった」(15.7%)などが挙げられている。
質問サイトの形式については、「IDとパスワードの登録のみで利用できるオープン型」を望む意見が87.0%と圧倒的に多く、「SNSのような紹介制による登録が必要なクローズド型」は13.0%にとどまっている。
関連情報
■URL
「質問サイトの利用状況」に関する調査結果(gooリサーチ)
http://research.goo.ne.jp/Result/000262/index.html
( 三柳英樹 )
2006/04/03 18:27
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