マカフィーは5日、2006年3月に日本国内で流行したウイルスや不審なプログラムのランキングを公表した。
ウイルスのランキングでは、Windowsメタファイルの脆弱性を悪用するウイルス「Exploit-WMF」が検知企業数(617社)、検知マシン数(1,266台)とも1位となった。Exploit-WMFが利用するWindowsメタファイルの脆弱性は、マイクロソフトが1月に公開したセキュリティ修正プログラム「MS06-001」で修正されており、マカフィーではユーザーに対して至急パッチを適用するよう呼びかけている。
この他のウイルスでは、ユーザーのPCからパスワードを盗み出すトロイの木馬「Generic PWS.g」が急増しているほか、ウイルス「Netsky」の亜種が依然として高いレベルで検知されている。
不審なプログラムのランキングでは、「Winfixer」が検知企業数(1,523社)、検知マシン数(3,414台)となった。Winfixerはポップアップウィンドウなどで「警告」を表示し、スパイウェア対策ソフトだとしてユーザーにインストールを要求するタイプのソフトウェア。マカフィーでは、Winfixerの使用は必ずしも正当なものとは言えず、意図しないうちにインストールしているケースも考えられるとして、ユーザーに注意を呼びかけている。
関連情報
■URL
マカフィー
http://www.mcafee.com/japan/
( 三柳英樹 )
2006/04/05 14:35
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