米Websenseのセキュリティ情報分析機関「Websense Security Labs」は5日、複数の金融サイトに対応し、ユーザーからパスワードを盗み出そうとする新種のトロイの木馬を発見したとして警告した。
Websenseによれば、このトロイの木馬はInternet Explorerを監視し、ユーザーが金融機関のサイトにアクセスすると偽のポップアップウィンドウを開き、IDやパスワードを盗み出そうとする。大きな特徴は複数の金融機関に対応していることで、ユーザーがアクセスした金融機関に応じて、そのサイトに合わせたデザインのウインドウを開くという。Websenseのページでは、ブラジルの金融機関のサイトを開いた例が紹介されている。
Websenseによれば、5日現在ではこのトロイの木馬についてウイルス対策ベンダーの対応が取れておらず、名称なども定められていないとしている。
関連情報
■URL
Websense Security Labsのセキュリティ警告(英文)
http://www.websensesecuritylabs.com/alerts/alert.php?AlertID=458
( 三柳英樹 )
2006/04/06 19:16
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