デジタルアーツが6日にまとめたWebフィルタリングソフトの利用状況に関する調査によると、子どものインターネット利用を心配する理由の1位は「アダルト系サイトに対する危惧」ということがわかった。
調査は2005年12月27日から2006年1月31日にかけて、同社の家庭向けフィルタリングソフト「i-フィルター」の利用者を対象に、インターネット上でアンケートを実施。回答者の属性は男性が86.7%、女性が13.3%で、合計1,279件の回答を集めた。
それによると、子どもが閲覧することを危惧するサイトとして、「アダルト系サイト」を挙げたのは1,041人で、全体の81.4%を占めた。次いで「犯罪系サイト」が855人(66.8%)、「出会い系サイト」が778人(60.8%)と続いた。
また、(フィルタリングソフトを導入しているから)インターネットの利用を「子どもの判断に任せられる」という回答は全体60.4%。「家族でルールを決めている」は18.0%、「使用履歴を監視している」は10.5%だった。フィルタリングソフトがいつまで必要かという質問に対しては、「中学生」が54.9%で最も多く、「高校生」が32.3%で2位だった。
フィルタリングソフト導入者のネット利用年数は「5年以上」が67.9%がトップ。以下は「3年以上」の16.7%、「1年以上」の12.7%と続いたことから、ネット利用年数が長いほどフィルタリングを導入する傾向が見られた。フィルタリングソフトの利用期間では「1年未満」が69.7%で最多。購入したきっかけとしては、1,128人が「子どもに有害サイトを見せたくない」と回答した。
関連情報
■URL
デジタルアーツ
http://www.daj.co.jp/
■関連記事
・ 奈良県条例案、「有害サイトの利用」「ネットでの中傷」が補導対象に(2006/03/22)
・ 小学5年生のネット利用、親が「そばに一緒にいる」が2割~PTA協議会調査(2005/05/24)
( 増田 覚 )
2006/04/07 16:35
- ページの先頭へ-
|