キヤノンは14日、同社が公開しているWebページ印刷用ユーティリティソフト「Easy-WebPrint」について、マイクロソフトが4月12日に公開したInternet Explorer(IE)の累積パッチ「MS06-013」を適用すると、印刷が行なえなくなる不具合が発生することを公表した。キヤノンでは現在対応策を調査中としており、ユーザーに対してはツールバーを使わずにIEの印刷機能を利用してほしいと呼びかけている。
Easy-WebPrintは、IEで表示しているページを用紙の幅に合うように縮小して印刷するIE用のツールバーソフトで、キヤノンのプリンタ用ソフトウェアとして提供されている。キヤノンでは、MS06-013の適用後にEasy-WebPrintの「印刷」または「プレビュー」機能を利用すると、「スクリプトエラー」のメッセージが表示され、IEがフリーズする現象が発生するとして、ユーザーに注意を促している。
キヤノンでは、この現象については現在調査中としており、対応策が判明しだいWebサイトで案内するとしている。また、回避方法としてはプリンタドライバのフィットページ印刷設定を行ない、IEの印刷機能を利用することを推奨している。
関連情報
■URL
Easy-WebPrintで印刷時に「スクリプトエラー」と表示され印刷できない(キヤノン)
http://cweb.canon.jp/e-support/qasearch/answer/bubblejetprinters/q629610334571.html
Canon Easy-WebPrint
http://www.canoneasywebprint.com/jp/index.htm
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( 三柳英樹 )
2006/04/17 19:48
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