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gooリサーチ、音楽配信サービス利用のネックは価格。半数がiTunes使用


音楽配信サービスの利用状況
 NTTレゾナントと三菱総合研究所が共同で提供する「gooリサーチ」は、「第2回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査」を発表した。

 この調査は、2月21日から3月7日にかけて「gooリサーチ」登録モニターおよびgooユーザーを対象に行なわれたもの。有効回答者数は43,585名で、男女比は男性が46.0%、女性が53.9%。年代別構成比では10代が2.3%、20代が22.5%、30代が39.8%、40代が24.1%、50代が8.3%、60代が3.0%であった。

 音楽配信サービスの利用状況については、利用経験のあるユーザーが14.1%を占め、中でも20代男性が18.8%と最も利用率が高かった。また、過去3カ月間のダウンロード曲数は8.9%が5曲未満で最も多数を占めた。

 利用している音楽配信サービスについての調査では、50.2%がiTunes Music Storeを利用と回答し、以下Mora(18.4%)、Yahoo! music(16.6%)、楽天ダウンロード(13.2%)と続く。これに関連して、利用する音楽配信ソフトはiTunesが51.1%、Windows Media Playerが25.1%、Sonic Stageが19%となったほか、利用しているファイル形式はAACが41.2%、WMAが28.8%、ATRAC3が16.3%となり、iTunesの利用率の高さが影響する結果となった。

 音楽配信サービスの利用経験者を対象とした利用上の課題についての調査では、57.5%のユーザーが「1曲あたりの値段が高い」と回答、以下「ジャンルやアーティストの品揃えが不足」(47.8%)、「再生端末に関する制限が強すぎる」(23.7%)、「異なる形式の楽曲が再生できない」(21%)と続く。

 また、音楽配信サービスとCDレンタルを併用しているユーザーを対象とした利用状況の調査では、「アーティストのアルバムを1つの作品として聴く場合はCD、ヒット曲を楽曲ごとに聴く場合は音楽配信」と位置づけているユーザーが36%に上った。一方「特に区別をしていない」と回答したユーザーも34.9%に上る。

 音楽配信サービスの利用経験がないユーザーを対象とした調査では、利用しない理由について38.1%のユーザーが「楽曲1曲あたりの単価が高い」と回答し、以下「よく知らなかった」(20.3%)、「携帯音楽プレーヤーがない」(18.3%)、「アルバム全体として視聴したい」(13%)と続く。また、音楽配信サービスの利用意向については28.8%のユーザーが利用意向を示している。

 音楽配信サービスのオプションサービスの利用意向については、パッケージ販売への要望が52.4%と過半数を占めたほか、未発表曲やライブ音源、映像などの配信を望むユーザーが18.4%となった。このほか、インターネットを通じた音楽関連サービスの利用意向については、37%のユーザーが「インターネット無料ラジオ」と回答し、以下月額会費制のサービスが35.2%、携帯着うたフルサービスが12.7%となった。


利用している音楽配信サイト 音楽配信サービス利用上の課題

関連情報

URL
  第2回ブロードバンドコンテンツ利用実態調査
  http://research.goo.ne.jp/Result/000270/index.html

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( 大久保有規彦 )
2006/04/20 19:04

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