MM総研は、2005年度の国内携帯電話出荷状況を調査し、結果を明らかにした。2005年度の総出荷台数は前年度比5.2%増の4,625万台で、2年ぶりの増加に転じた。またメーカー別シェアではシャープが初の年間1位を獲得している。
同社の調査によれば、端末の多様化はますます進んでおり、ユーザーのさまざまなニーズを吸い上げた結果、市場が拡大したとしている。また累計加入者数は2006年3月末時点で約9,179万件。このうち3Gサービスは53%を占める約4,833万件になった。2Gから3Gへの移行はさらに進むとしており、2006年度末には全体の75%が、2007年度末には全体の87%が3Gで占められると予測している。
メーカー別シェアでは、シャープが前年度比2.0%増のシェア16.3%で年間1位を獲得。2位はパナソニックモバイル(16.1%)、3位はNEC(15.8%)と続いた。上位3社は半期単位で順位が入れ替わるなど、競争の激化を指摘している。また、上位の中で成長しているメーカーとして4位の東芝(13.4%)を挙げ、出荷台数を大きく伸ばして3強に迫る勢いとしている。
2006年度の市場については、前年度比10.5%増の5,110万台と予測。ナンバーポータビリティの導入により買い替え需要が発生し、既存ユーザー向けの端末需要が見込まれるとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120060424500
( 太田亮三 )
2006/04/24 20:53
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