ネットエージェントは25日、P2P型ファイル共有ソフト「Winny」のノード数を発表した。4月10日から23日にかけて独自のWinny検知システムを使って調査したもの。平日で44万~49万、土日だと50万~53万以上のノード数を観測したという。
Winnyのノードとは、Winnyを起動してP2Pネットワークに接続しているPCのこと。ネットエージェントでは同社独自の検知システムを11台稼働することで、平日で延べ約350万台のノード情報を取得。IPアドレスなどで重複分を削除してユニークノード数を確定しているという。
調査期間で最もノード数が少なかったのは4月18日(火曜日)の44万222台。一方、最も多かったのは4月16日(日曜日)の53万3,858台だった。平日は40万台の中盤で推移しており、土曜日や日曜日になると50万台近くに上昇する傾向が読み取れた。
ネットエージェントによれば、現在の平均値では2月に発表した「ノード数は平日で40万、休日では50万」からも増加したという。また、同じ日曜日でも4月16日の53万3,858台から4月23日には49万9,105台に減少したことについては、「平均的な増減の範囲内」だと分析した。同社ではゴールデンウィーク期間中の増減にも注目しており、「長期休暇ということもあり、休暇中、60万~70万台に増加する可能性もある」と予想している。
なお、ネットエージェントでは、今回「2006年ゴールデンウィークWinny調査サービスキャンペーン」として、先着5社限定でゴールデンウィーク期間に実態調査を行なう。価格は95万円(税別)。実施期間は4月29日~2006年5月7日。情報流出の有無、該当するファイルの特定、公開元IPアドレスなどを5月8日以降にまとめて報告するという。
関連情報
■URL
Winnyノード数の推移
http://www.onepointwall.jp/winny/winny-node.html
2006年ゴールデンウィークWinny調査サービスキャンペーン
http://www.onepointwall.jp/winny-campaign.html
■関連記事
・ ネットエージェント、Antinny感染歴を調査するツールを無償提供(2006/03/15)
・ 海自の流出資料、3,433人がWinnyでダウンロード~ネットエージェント調査(2006/03/03)
・ 年末年始はWinny接続数増加、ネットエージェントが情報流出調査サービス(2005/12/26)
( 鷹木 創 )
2006/04/25 14:39
- ページの先頭へ-
|