米Googleは26日、Googleインデックス支援サービスの「Google Sitemaps」を大幅に改良し、ユーザーインターフェイスも変更した。
今回の最も大きな改良点は、サイト所有者でなくてもGoogle Sitemapsを利用できるようになったことだ。これまでGoogle Sitemapsを利用するためには、Google Sitemapsが生成したテキストファイルをサイトのルートディレクトリにアップロードする必要があった。それをGoogle Sitemapsがクローラによって確認することで、サイト所有権を確認していた。しかしこの方法ではサイト全体の所有者でなければGoogle Sitemapsを利用できないという欠点があった。
今回、ユーザーからの多数のフィードバックを受けてこの点が改善された。新しい方法では、ホームページのheadセクションにGoogle Sitemapsが生成したMETAタグを追加し、その後Google Sitemapsアカウントでログインしてチェックボックスに記入するだけでGoogle Sitemapsを利用できるようになった。これによりブログなどでheadセクションにタグを挿入できるユーザーすべてがGoogle Sitemapsを利用できるようになる。
それ以外の改良点として、Google Sitemapsが収集したサイトの情報や問題点をサイト概要ページで一覧できるようになった。これまではそれぞれのリンクを別々に確認していく必要があったため、一覧できることで大幅に時間を節約できる。特にGoogleがスパム行為と認定している行為、不適切なリンク構造、隠し文字や隠しリンクなどの行為があった場合、この概要ページで指摘されるようになった。その上、問題点を修正した後にGoogle Sitemapsからすぐに再登録できるようになった。Google Sitemapsのアカウントから再登録を行えば、Googleアカウントと連携しているだけに、ただ単にGoogleの登録ページから再登録するよりも信用度が高くなると説明している。
Google SitemapsはGoogle対策として非常に効果的であることが知られており、より多くの人が利用できるようになったことは多くのWebマスターにとって朗報と言えるだろう。
関連情報
■URL
Google Sitemaps公式ブログの該当記事(英文)
http://sitemaps.blogspot.com/2006/04/whole-new-look-and-lot-more_26.html
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/04/27 12:11
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