デンマークのSecuniaは27日、Internet Explorer(IE)に“mhtml:”形式のリダイレクションの扱いに脆弱性が存在すると警告した。脆弱性の危険度については、5段階中で下から2番目の“Less Ctritical”と判定している。
この脆弱性は、悪意のあるスクリプトにより、ユーザーが他サイトにアクセスした際の情報を取得することができるというもの。Secuniaでは、この脆弱性の検証ページを公開しており、検証ページのリンクをクリックすると、ユーザーがGoogle Newsにアクセスした際の情報が取得されていることが確認できる。
Secuniaでは、ユーザーが銀行などのサイトにログインしている場合、この脆弱性によりアカウント情報などが取得される危険性があると警告する。この脆弱性に対する修正パッチは現時点で公開されておらず、Secuniaでは解決策としてIEのアクティブスクリプトを無効にする設定を推奨している。
関連情報
■URL
Secuniaによる脆弱性情報(英文)
http://secunia.com/advisories/19738/
脆弱性の検証ページ(英文)
http://secunia.com/Internet_Explorer_Arbitrary_Content_Disclosure_Vulnerability_Test/
( 三柳英樹 )
2006/04/28 18:39
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