インターネット利用時に迷惑行為を受けた経験があるユーザーは84%に上ることが、トレンドマイクロの調査で明らかになった。調査は、3月24日から27日にかけて、18歳以上のインターネット利用者を対象に実施し、3,971人分の有効回答を集めた。
それによると、経験した迷惑行為(複数回答)では「迷惑メールが送られてくる」が27.6%で最も多く、以下は「知らないポップアップメッセージが出る」の20.5%、「次々と大量の広告が表示される」の12.8%、「フィッシングメールを受け取った」の8.6%、「ワンクリック詐欺のサイトに誘導された(実被害含む)」の8.1%と続いた。「迷惑行為を経験したことがない」というユーザーは16.0%にとどまり、84.0%のユーザーが迷惑行為に遭っていることがわかった。
セキュリティ対策ソフトの利用率としては、70%が利用していると答えたが、約3人に1人が「利用していない」(30%)と回答。また、セキュリティ対策ソフト利用者にパターンファイルに対する認識を尋ねたところ、「名前と内容を知っている」と回答したユーザーは35%にとどまった。「名前だけ知っている」は36%、「知らない」は29%だった。
さらに、パターンファイルについて「名前と内容を知っている」「名前だけ知っている」と回答したユーザーにパターンファイルの更新頻度を質問したところ、「自動で毎日」更新する割合は48%で半数を下回る結果となった。以下は、「自動で2~3日」(25%)、「手動」(16%)、「していない」(6%)と続いた。
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■URL
ニュースリリース
http://www.trendmicro.com/jp/about/news/pr/archive/2006/news060508.htm
( 増田 覚 )
2006/05/08 13:24
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