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「Skype 2.5」ベータ版公開、100人まで参加できる音声会議サービスも


2.5ベータでは国番号の入力が不要に。画面インターフェイスも一新された
 Skype Technologies S.A.は、P2P電話ソフト「Skype(スカイプ)」の最新バージョン「2.5」ベータ版およびSkype向けの新機能「Skypecast(スカイプキャスト)」プレビュー版を5月3日にリリースした。Skypecastを使うことで最大100人まで参加できる音声会議が開催できる。

 最新バージョンの2.5では、一般加入電話などへ通話できる「SkypeOut(スカイプアウト)」機能を利用する際に従来まで必要だった国番号などの入力が不要になり、相手先の国を選んで市内局番からダイヤルできるようになった。また、SkypeOutのクレジットをソフトから購入できる機能も追加された。ただし、クレジット購入の最終段階はWebサイトで行なう必要がある。

 登録メンバーとコンタクトリストを共有できるグループ機能も搭載。共有グループではメンバーのコンタクトの詳細すべてが各自のコンタクトリストに追加され、新たなメンバーがグループに追加されるごとに既存メンバーへ通知される。新メンバーの招待は既存メンバーであれば誰でも可能だが、グループから削除できるのは自分のみ。

 Skypeのアップグレードを通知する機能、Outlookの連絡先を閲覧できる機能も追加。これまでWindows XPでのみ利用可能だったビデオチャット機能も、DirectXやWebカメラのドライバなどの条件が整うことでWindows XP以外のOSでも利用可能になる。


ソフトからSkypeOutのクレジット購入が可能に 共有グループ機能

Skypecast
 Skypecastは、2.5ベータ版向けに提供された新機能で、最大100人まで参加できる音声会議を開催することができる。Skypecastには、SkypeのWebサイトもしくは提携パートナーのサイトから参加可能。現在SkypeのWebサイトでは英語版のSkypecastディレクトリが用意されているが、日本語での主催は現在でも可能なほか、今後は日本語版のディレクトリも作成予定だという。

 主催者は参加者の発言をコントロールでき、任意の参加者を退場させることも可能。参加者は発言権を要求できるほか、参加者間でのコンタクトリスト登録やチャット、ファイル送信も利用できる。


日本語でのSkypecast主催も可能 主催者が参加者の発言権をコントロールできる

関連情報

URL
  Skype 2.5ベータ
  http://www.skype.com/intl/ja/download/skype/windows/skype25beta.html
  Skypecasts
  https://skypecasts.skype.com/skypecasts/home

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( 甲斐祐樹 )
2006/05/08 14:05

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