JVN(Japan Vender Status Notes)は9日、複数のメールソフトにUnicodeの取り扱い不備による脆弱性が存在すると警告した。
公表された脆弱性は、細工されたファイル名を持つ添付ファイルにより、ファイル名の偽造や意図しないディレクトリへのファイル作成や上書きが行なわれる可能性があるというもの。脆弱性は「Becky! Internet Mail」の古いバージョンに存在することが確認されているが、2005年8月に公開されたバージョンで既に修正されている。
このほか、日本コントロールシステムの「Paseri」、リコーの「RidocDocumentRouter」「RidocDocumentRouterPro」にも同様の脆弱性の存在が確認されているが、いずれも最新版で修正されている。
関連情報
■URL
JVNによる脆弱性情報
http://jvn.jp/jp/JVN%2384775942/index.html
IPA/ISECによる脆弱性情報
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/documents/2006/JVN_84775942_MultiMailer.html
( 三柳英樹 )
2006/05/09 16:10
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