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陸上自衛隊のミサイル情報が「Share」で流出、死亡した隊員のPCから


 防衛庁は、陸上自衛隊が保有する地対艦誘導弾(SSM-1)システムに関する教育用資料が、P2Pファイル共有ソフト「Share」のネットワーク上に流出したことを明らかにした。国の安全保障や陸上自衛隊の運用に影響を与える情報は含まれていないという。

 流出した教育用資料は、陸上自衛隊久里浜駐屯地(神奈川県)の通信学校で使用されていたもので、SSM-1システムの概要などが記載されていた。同学校に所属していた隊員がこれらの情報を自分のPCに保存していたという。

 防衛庁によれば、隊員は2002年に死亡。その後、遺族が隊員のPCでShareを使用していたところウイルスに感染し、ファイルが流出したと見られている。

 防衛庁は4月、海上自衛隊の護衛艦「あさゆき」の秘密情報流出事件を受けて、「Winny等のファイル共有ソフトが動作しないことを保証」する56,000台のPCを支給し、私有PCの持ち込みを全面禁止するなどの対策を発表していた。


関連情報

URL
  防衛庁
  http://www.jda.go.jp/

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防衛庁が情報漏洩防止策、「Winnyが動作しない」PCを56,000台支給(2006/04/12)


( 増田 覚 )
2006/05/12 14:47

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