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多言語サポートが「Babylon6」最大の特徴
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アルテック エーディーエスは12日、ワンクリック辞書・翻訳ソフト「Babylon6」を発表、アルテックオンラインサイトで試用版のダウンロードとオンライン販売を開始した。価格は8,295円。有償の従来バージョン(バージョン3以降)のユーザーには5,460円でアップグレードライセンスが用意される。
「Babylon6」は、イスラエルのBabylon社が開発する翻訳・辞書ソフト、Babylonシリーズの最新版。もともと辞書ソフトだったBabylonシリーズは、バージョン5までは単語や慣用句などの辞書機能のみをサポートしていたが、Babylon6で米LEC社の翻訳エンジンを搭載。文章翻訳を新たにサポートした。
また、新たにオンラインのフリー百科事典「Wikipedia」をサポート、語句をクリックすると、Wikipediaの解説が表示されるようになった。
従来バージョンからのBabylon6の特徴としては、多言語サポートや通貨・単位のワンクリック変換などがある。言語は、英語、仏語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ポルトガル語、日本語、ヘブライ語、中国語(繁体・簡体)、オランダ語、ロシア語、韓国語、スウェーデン語の13言語の辞書を無料でサポート。そのほか、ペルシャ語、アラビア語、タイ語、インドネシア語など、50種類を越える言語の辞書が無料で利用可能だという。
通貨換算は、Webページやメールなどの数字の部分をクリックするとポップアップするウィンドウで、「円」から「ユーロ」へなど通貨の指定をすることで自動計算する機能を持つ。フィートからセンチへ、キログラムからポンドへなど、単位換算も同様に利用可能だ。
販売は、アルテックオンラインのサイトのほか、Vectorや楽天ダウンロード、各ISPのダウンロード販売サービスなどで順次販売開始する見込み。個人向けはダウンロード販売のみだが、法人向けはカテナなどのチャネル販売を行なう。アルテック エーディーエスでは、今後法人向けの販売に力を入れていきたいとしている。
「Babylon6」について、開発元Babylon社のマーケティングディレクター、Tlalit Prescher氏は、「無料翻訳サービスもあるが、ワンクリックで翻訳できる素早さと多言語サポートがBabylonの特長です。翻訳は機械翻訳のみなので、完成度の高い翻訳文を必要とする用途には向きませんが、手早く外国語のサイトや、外国から来たメールの大意を知りたい、という用途には快適なソフトウェアです。まずは、無料のお試し版をダウンロードして、使い勝手を体験してみてください」とコメント。「Babylon6」の使い勝手をアピールした。
お試し版は、アルテックオンラインのサイトで入手可能。試用期間は30日間で、製品版の機能をすべて利用できる。
製品版は、単体のほか、辞書をセットにした「Babylon6 ジーニアスセット(13,125円)」「Babylon6 ジーニアス明鏡国語辞典セット(13,965円)」も用意される。
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ブラウザやメールなどを閲覧中に、テキストの上をCtrl+右クリック(キーコンビネーションは設定変更可)すると翻訳ウィンドウが立ち上がる
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単位や通貨の部分をクリックすると、翻訳ウィンドウが立ち上がり、プルダウンで単位や通貨を選択するだけで、換算が可能
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関連情報
■URL
「Babylon6」製品情報・試用版ダウンロード(アルテックオンライン)
http://www.altechads.jp/babylon/
「Babylon6」の翻訳エンジンを開発した米LEC社のサイト(英文)
http://www.lec.com/
( 工藤ひろえ )
2006/05/15 11:50
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