米Websenseは15日、17%の企業がハッキングツールやキーロガーを社内ネットワークで起動された経験があるとする調査結果を公表した。調査は3月15日から24日にかけて、米国企業351社のIT部門の意思決定者に対して行なわれた。
調査によれば、従業員が企業内ネットワークでハッキングツールやキーロガーを起動した経験があるとした回答は17%に上り、2005年調査の12%から増加した。また、従業員のPCがボットに感染したことがあるという回答は19%に上り、ボットの活動に対するフィルタリングを導入しているという回答は62%となった。
メールまたはインスタントメッセージングソフトによりフィッシング詐欺のメッセージを従業員が受け取ったことがあるという回答は81%で、実際にそうしたメッセージのURLをクリックしてしまった従業員がいるという回答も47%に上る。
WebsenseのDan Hubbard氏は、「フィッシング攻撃やキーロガーに対する認識は高まっているが、多くの従業員はまだ自分がこうした攻撃の犠牲者になりうると考えていない。企業は、汚染されたWebサイトやアプリケーションへのアクセスを遮断する技術の導入を進めるとともに、従業員に対して厳しくセキュリティ教育を行なう必要がある」とコメントしている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.websense.com/global/en/PressRoom/PressReleases/PressReleaseDetail/?Release=0605151212
( 三柳英樹 )
2006/05/16 17:40
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