JVN(Japan Vender Status Notes)は17日、遠隔操作ソフト「RealVNC」に認証回避が可能な脆弱性が存在すると警告した。脆弱性はRealVNCの最新バージョンで修正されており、ユーザーに対して早急なバージョンアップを推奨している。
RealVNCは、ネットワーク経由でPCの遠隔操作が可能なソフトウェア。発見された脆弱性は、改造したクライアントを用いることでRealVNCサーバーのユーザー認証を回避できるというもので、悪用されると攻撃者にPCを自由にコントロールされる危険性がある。
RealVNCのバージョン4.1.1に脆弱性が存在し、既に攻撃コードも存在することが確認されている。RealVNCの最新版でこの脆弱性は修正されており、開発元ではフリー版の場合にはバージョン4.1.2、パーソナル版・エンタープライズ版の場合にはバージョン4.2.3へのバージョンアップを推奨している。
関連情報
■URL
JVNによる脆弱性情報
http://jvn.jp/cert/JVNVU%23117929/
RealVNC
http://www.realvnc.com/
US-CERTによる脆弱性情報(英文)
http://www.kb.cert.org/vuls/id/117929
( 三柳英樹 )
2006/05/18 19:41
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