米Microsoftは、Windows Vista上で動作するInternet Explorer(IE)7の名称を「IE7+」と命名すると発表した。26日にIE公式ブログで明らかにされた。これに伴ってIE7+のロゴも発表されている。
現在、タブ機能やフィッシング防止機能などを搭載したIE7 Beta 2が入手できるが、Windows Vista版のIE7では、Windows XP版に比べて追加機能が搭載される。それにはプロテクトモードでの動作、ファミリーコントロール、ネットワーク診断機能などが含まれる。これらはWindows Vistaに固有の機能を使用しているため、Windows XP以下で動作するIEに実装することがふさわしくないと判断されたためだ。
このようにWindows XP版のIE7とWindows Vista版のIE7は異なるため、簡単に発音できる名称として新たにIE7+が採用された。
当然のことながら、異なるブラウザを識別できるようにするため、ユーザーエージェントストリングも両者では異なることになる。IE7+では「Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 6.0)」となり、Windows XP版のIE7では「Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 7.0; Windows NT 5.1) 」となる。異なる点は、Windows NTのバージョン番号のみとなっている。
関連情報
■URL
IE公式ブログの該当記事(英文)
http://blogs.msdn.com/ie/archive/2006/05/26/608255.aspx
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・ 「IE 7 Beta 2」日本語版がリリース(2006/05/09)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/05/29 11:46
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