JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は30日、オープンソースソフトおよびフリーソフトのセキュリティ対策の強化を目的として、特定非営利活動法人フリーソフトウェアイニシアティブ(FSIJ)と協力体制を構築すると発表した。
JPCERT/CCとFSIJでは、オープンソースソフトおよびフリーソフトで発見された脆弱性の早期解決を目指して活動を行なう。オープンソースソフトやフリーソフトは、近年多くの企業などで採用されるなど重要性が増している一方で、開発が個人やコミュニティによって進められるため、JPCERT/CCが開発者側と脆弱性情報の調整を行なう上で課題が浮かび上がったという。
こうした状況から、JPCERT/CCとFSIJは、オープンソースソフトおよびフリーソフトに適した脆弱性情報流通体制の強化が必要であるとし、協力体制を構築。さらにこの協力体制を基に、オープンソースソフトおよびフリーソフトのセキュリティ強化の必要性について、理解を得る活動を展開していくとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.jpcert.or.jp/press/2006/0530.pdf
JPCERT/CC
http://www.jpcert.or.jp/
FSIJ
http://www.fsij.org/
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( 三柳英樹 )
2006/05/30 19:30
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