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NEC関連会社のKIS、ファイル共有ソフトで取引先情報など約5,000人分流出


 NEC関連会社のKIS(熊本県)は30日、取引先や同社社員など約5,000人分の個人情報がP2Pファイル共有ソフトを介して流出したことを明らかにした。同社社員のPCがウイルスに感染したことが原因だ。

 流出したのは、取引先13社の従業員の氏名や所属、ユーザーIDなどの個人情報4,790人分と同社社員283人分の名簿。IPアドレスなどが書かれたネットワーク情報942件も含まれていた。現在までに、情報流出による二次被害は発生していないとしている。

 同社によれば、社員は5月19日に顧客のデータをHDDに保存して無断で持ち帰り、自宅のPCで作業していたという。その後、ファイル交換ソフト利用中にウイルスに感染し、情報が流出したと見られる。

 社員が使用していたファイル共有ソフトについては、「判明すると流出したファイルを検索して入手される恐れがあり、取引先への守秘義務を果たせなくなる」(同社)として、明らかにされていない。同社では今後、個人のPCで業務関連データの利用禁止を再徹底するとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(PDF)
  http://www.kis.co.jp/topics/image/Ryuusyutu.pdf
  関連記事:本誌記事に見る“Winny流出”
  http://internet.watch.impress.co.jp/static/index/2006/03/10/index.htm


( 増田 覚 )
2006/06/01 14:59

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