シマンテックは1日、これまで「Genesis」という開発コードネームで呼ばれていた個人向けセキュリティサービスのブランド名を「Norton 360」に決定したことを発表した。今夏にパブリックベータ版が公開され、2007年3月には正式版が発売されるという。
Norton 360は、セキュリティ対策ソフト「ノートン・インターネットセキュリティ」やPCメンテナンスソフト「ノートン・システムワークス」、データ保護・リカバリソフト「ノートン・ゴーバック」など既存製品の機能を統合した個人向け総合セキュリティサービス。また、自動化されたオンラインバックアップやトランザクション(オンライン取引)セキュリティなど、既存製品に備わっていないサービスもあわせて提供する。料金体系はサブスクリプション制となる予定だが、価格は未定。Windows XPのほか、Windows Vistaに対応する。
パブリックベータ版が今夏に公開される予定で、現在同社サイトでパブリックベータ版(英語のみ)の利用希望者を募集している。パブリックベータ版ではメールとチャットによるユーザーサポートを提供し、ユーザーからのフィードバックを得る。
シマンテックのコンシューマ製品グループプレジデントのエンリケ・セーラム氏は、Norton 360について、「専門用語を理解したり、バックアップを気にせず、オンライン上の安全を守るシンプルなソリューションを実現するもの」と説明。ちなみに、Norton 360という名称は、全方位からのさまざまな脅威に対する360度の堅牢な保護を意味しているという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.symantec.com/ja/jp/about/news/release/article.jsp?prid=20060601_01
パブリックベータ版の参加登録ページ
http://www.symantec.com/norton360betaprereg
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( 増田 覚 )
2006/06/01 19:49
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