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加入者光ファイバ回線に占めるNTT東西のシェアは78.6%、総務省調査


 総務省は5日、2006年3月末時点における加入者回線数の調査結果を公表した。加入者回線(一般電話)に占めるNTT東西のシェアは93.9%、光ファイバに占めるNTT東西のシェアは78.6%となった。

 総務省では、電気通信事業報告規則に基づいた調査として、固定端末系伝送路設備の設置状況について電気通信事業者より提出を受け、集計結果を速報値として公表した。

 2006年3月末における加入者回線に占めるNTTのシェアは93.9%で、前年度から0.9%の減少となった。とはいえ、都道府県別に見ても、ほとんどの地域でNTTのシェアが90%を超えており、90%を下回っているのは三重県(82.9%)、福井県(85.1%)、富山県(86.5%)の3県のみとなっている。総務省によれば、これら3県ではCATVや電力系事業者の電話サービスの利用者が多かったという。

 加入者回線のうち光ファイバ回線におけるNTTのシェアは78.6%で、前年度から0.5%増加。都道府県別では、滋賀県(40.3%)、奈良県(48.5%)、和歌山県(51.1%)など、関西地方でのNTTのシェアの低さが目立つ。これは、関西地方では電力系のケイ・オプティコムの加入者が多いためだという。なお、総務省では、光ファイバの回線数は1年間で218万回線から387万回線と急増しているため、回線数シェアは必ずしも安定していない状況にあるとしている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060605_2.html

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( 三柳英樹 )
2006/06/05 17:02

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