オンラインゲームフォーラムは5日、オンラインゲームにおける個人情報の管理や不正行為などに関するガイドラインを公表した。利用者に対する注意や、ゲーム運営会社が取り組むべきことをまとめ、オンラインゲームのゲーム市場の健全な発展と活性化を図る。
「オンラインゲームガイドライン」は、エヌ・シー・ジャパンやガンホー・オンライン・エンターテイメント、NHN Japanなど、同フォーラムに参加するオンラインゲーム運営会社15社が策定した。利用者と運営会社に、ゲーム内で使用するID・パスワードなどの個人情報の管理を呼びかけるほか、ゲーム内のアイテムを現実通貨で取引する「RMT(リアルマネートレード)」をはじめとした不正行為に関する指針を示している。
RMTについては、ゲームバランスを崩す恐れがあるため、大半の運営会社が禁止していると説明。また、RMTを仲介するサービスは、運営者が全く関与しない場所で行なわれており、一部では詐欺などのトラブルが発生する危険性が高いと警告している。
そのほか、運営会社から提供されるゲームプログラム以外に、インターネット上に公開されている「外部ツール・改変プログラム」を用いる行為への見解も明記した。これらの不正ツールを使って自動的にゲーム上のキャラクターを操作して経験値やゲーム内通貨を獲得したり、パラメーターを改変する行為は、すべてのオンラインゲームで禁止されているとした。
関連情報
■URL
オンラインゲームガイドライン(PDF)
http://www.onlinegameforum.org/guideline060605.pdf
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( 増田 覚 )
2006/06/05 18:25
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