
|
不適切なサイトをまとめてブロックする
|

|
ショッピングサイトでの買い物や、掲示板への書き込みを禁止する
|
ヤフーは6日、Yahoo!プレミアムおよびYahoo! BB会員を対象に、Webフィルタリングサービス「Yahoo!あんしんねっと」の無償提供を開始した。利用するには、専用ソフトウェアをダウンロードする必要がある。OSはWindows XP/2000、ブラウザはInternet Explorer 5.5以上に対応。
「Yahoo!あんしんねっと」では、「ポルノ」「出会い系」「暴力」など8ジャンルの有害サイトの閲覧を阻止するほか、「掲示板」「ショッピング」「ブログ」など6ジャンルで利用の許可・禁止を設定できる。すべてのWebサイトにアクセス可能な「無制限」や「小学生以下」「中学生」「高校生」など、4段階の簡易設定も用意する。
また、特定URLの閲覧禁止、インターネット利用時間の設定、インターネットアクセス履歴の保存・表示も可能だ。そのほか、子ども向けサービス「Yahoo!きっず」が推奨するサイトのみを閲覧許可する機能を備える。
閲覧が禁止されているサイトにアクセスすると、保護者の判断を仰ぐように指示するメッセージが表示される。保護者が許可した場合、そのWebページは常に閲覧できるホワイトリストに振り分けられるようになっている。
「Yahoo!あんしんねっと」を設定する保護者は、まずYahoo! JAPANトップページの「便利なツール」から無償の専用ソフトウェアをダウンロードする必要がある。保護者はYahoo! JAPAN IDを使ってログインし、最大10人分までの設定を行なえる。
「Yahoo!あんしんねっと」で管理している有害サイトのデータベースは、ヤフーが2004年10月に買収したサーフモンキーが保有していたデータベースをもとにしたもの。有害サイトの収集は、ヤフーの専任スタッフ5名が担当する。
なお、「Yahoo!あんしんねっと」は、有害サイトのURLを登録したデータベースと利用者が閲覧するURLを照合してフィルタリングを実行するため、開設されたばかりでデータベースに登録されていないサイトを遮断することはできない。そのためヤフーでは、Webページ内のキーワードを判断してフィルタリングを実行する手法を2007年1月をめどに取り入れるとしている。また、今後は一般ユーザーにも「Yahoo!あんしんねっと」を無償提供するという。
ヤフーが2005年12月に実施した調査によれば、家庭へのフィルタリングサービスの普及率は15%にとどまるという。ヤフー取締役最高執行役員の喜多埜裕明氏は、「無償でフィルタリングサービスを提供することで、フィルタリングの認知を広めたい」と意気込みを語っている。
|
|
他メーカーとのフィルタリング機能比較
|
フィルタリングサービスの普及率は15%にとどまる
|
関連情報
■URL
Yahoo!あんしんねっと
http://anshin.yahoo.co.jp/
( 増田 覚 )
2006/06/06 19:13
- ページの先頭へ-
|