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マイクロソフト、6月の月例パッチはOfficeの脆弱性修正を含む12件


 マイクロソフトは9日、日本時間の14日にリリースする予定のセキュリティ修正プログラム(パッチ)の事前情報を公開した。最大深刻度が4段階中で最も高い“緊急”のものを含む、12件のパッチの公開を予定している。

 公開を予定しているパッチは、Windowsに影響があるものが9件、Exchangeに影響があるものが1件、Officeに影響があるものが2件。Officeの脆弱性については、5月19日にWordの未知の脆弱性を利用した攻撃が確認され、マイクロソフトは6月の月例パッチで対応することを表明していた。

 また、6月の月例パッチを適用することで、4月に公開された修正パッチ「MS06-013」に関連した互換性修正プログラム「KB917425」が無効化される。MS06-013を適用するとInternet ExplorerでのActiveXの動作が変化してしまうため、互換性を保つ目的で修正プログラムが公開されていたが、これはあくまでも時限的な対処で、6月の月例パッチで無効化されることが予告されていた。

 このほか、セキュリティ以外の優先度の高い更新プログラムを、Microsoft UpdateおよびWindows Server Update Servicesで2件リリースするほか、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」も更新バージョンをリリースする。


関連情報

URL
  マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知
  http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/advance.mspx
  MS06-013
  http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms06-013.mspx
  Mshtml.dllに関するInternet Explorer ActiveX互換性修正プログラム(KB917425)
  http://support.microsoft.com/default.aspx/kb/917425

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( 三柳英樹 )
2006/06/09 12:09

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