米Microsoftは12日(米国時間)、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」を2005年1月に公開してから、2006年3月までに駆除したマルウェアが1,600万個に上るというレポートを発表した。
レポートによれば、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」が公開されてから15カ月間で、少なくとも2億7,000万台のPC上で27億回にわたりスキャンが実行されたという。その結果、570万台のPCから1,600万個のマルウェアが削除されている。なお、バックドアを仕掛けるトロイの木馬については、350万台のPCで発見されたという。
また、2006年3月時点で検知可能だったマルウェア61種類のうち、最も多く削除されたのは「Rbot」で443万個だった。以下は、「Sdbot」の150万個、「Parite」の94万個、「Gaobot」の79万個と続き、ボットが大量に削除されていることがわかった。なお、主に日本で検出される「Antinny」は41万個で12位だった。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyId=47DDCFA9-645D-4495-9EDA-92CDE33E99A9&displaylang=en
( 増田 覚 )
2006/06/14 14:26
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