高松競輪のWebサイト上で、出走者を決めるファン投票の参加者など1,642人分の個人情報が閲覧できる状態だったことがわかった。
閲覧可能だったのは、2002年、2004年、2005年に高松競輪で開催された「ファン選抜ドリームスターレース」のファン投票の参加者など、のべ1,642人分の個人情報。住所や氏名、年齢、電話番号のほか、一部ではメールアドレスも含まれていた。
高松競輪によれば、2月21日、Webサイトを運営する民間会社にサーバー容量の増強を委託したところ、人為的なミスによりこれらの個人情報が公開サーバーに保存されてしまったという。この公開サーバーにアクセスするためのリンクはWebサイト上に掲載されていなかったが、特定のURLを入力すれば誰でも個人情報を閲覧できる状況だった。
その後、6月2日に民間会社宛に、個人情報が閲覧可能になっているという内容のメールが届いた。しかし、「業務終了後で、メールの確認などが遅れたため」(高松競輪)、翌々日の4日の11時50分になって、公開サーバーから個人情報を含むファイルが削除された。
個人情報は2月21日から6月2日まで閲覧可能な状態だったが、高松競輪によれば、最初に個人情報へのアクセスが確認されたのは5月31日。以後、のべ52件アクセスがあったことが判明している。なお、現時点では個人情報を悪用されるなどの二次被害の報告は受けていないという。
関連情報
■URL
高松競輪
http://www.takamatsu-keirin.com/
( 増田 覚 )
2006/06/15 12:29
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