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「固定電話の終わり」をJupiterResearch欧州部門が予測


 JupiterResearchの欧州部門は15日、家の中に設置される伝統的な固定電話が、VoIP技術の台頭によって将来的にはなくなるだろうとの予測を発表した。これには固定電話と携帯電話サービスを統合する、いわゆるFMCサービスが欧州で評判がよいことも背景にある。

 JupiterResearchが発表した調査の中では、一般消費者の27%がすでに家の固定電話の代わりに携帯電話を日常的に利用することに関心を抱いていることを示していた。また、PCを利用したVoIP電話は17%の消費者にとって魅力のあるサービスとなっている。それに加えて21%は固定電話への通話を携帯電話に転送し、家にかかってきた電話に外から応答することに関心を抱いていることも示している。

 調査を行なったJupiterResearchのシニアアナリストであるIan Fogg氏は「VoIPは固定電話をアナログからデジタルへと転換し、一度デジタルになったら固定電話の番号は固定されなくなる。電話番号が家でしか利用できないということがなくなり、オフィス、インターネットカフェ、携帯電話でも利用できるようになるだろう。VoIP電話サービスはデジタルで、安価で、柔軟であるからこそ消費者を引きつける」とコメントしている。


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URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.jupiterresearch.com/bin/item.pl/press:press_release/2006/id=06.06.15-voip.html


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/06/16 11:56

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