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Excelにもパッチ未提供の脆弱性、ユーザーから“ゼロデイ攻撃”の報告


 米Microsoftは16日、Excelに新しい脆弱性が見つかったことを明らかにした。Microsoft Security Response Center(MSRC)のブログが伝えた。

 同ブログによれば、この新しい脆弱性を突いた攻撃を受けた顧客から報告が寄せられたのだという。今のところ詳細は述べられていないが、この攻撃が実行されるためには、攻撃者が用意した悪意のあるExcelファイルをユーザーが開かなければならないとしている。MSRCでは、知人からであっても見知らぬ人からであっても、勝手に送りつけられてきたメールの添付ファイルを開く際にはよく注意するよう呼びかけている。Microsoftでは現在調査を進めており、MSRCのブログでも情報が入りしだい報告する。

 なお、「Windows Live Safety Center」ではすでに、この脆弱性を悪用するファイルの検出に対応しているという。また、Microsoft Security Response Allianceのパートナー企業のウイルス対策ソフトにおいても、ウイルス定義ファイルを最新版にアップデートすることで検出できるとしている。

 5月にはWordにおいても未知の脆弱性を突く“ゼロデイ攻撃”が発生しており、それが6月の月例パッチで修正されたばかり。


関連情報

URL
  Microsoft Security Response Center Blog!の該当記事(英文)
  http://blogs.technet.com/msrc/archive/2006/06/16/436174.aspx

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( 永沢 茂 )
2006/06/16 16:40

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