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日本のコンテンツ市場規模は11兆円、ネットワーク配信市場も急成長


ネットワーク配信の市場規模
 総務省は23日、テレビやインターネット、書籍販売などを通じて流通するコンテンツ(メディア・ソフト)に関する市場調査の結果を発表した。2004年におけるコンテンツの市場規模は11兆627億円で、このうちインターネット上で配信されるコンテンツの市場規模は6,901億円に上り、前年比約30%増の拡大を示した。

 調査によれば、2004年におけるコンテンツの市場規模は、前年比1.9%(2,023億円)増となる11兆627億円に達し、過去最高の数値。コンテンツの内訳では、映像系(映画、テレビ番組など)が前年比3.2%増の5兆752億円、音声系(音楽、ラジオ番組など)が同1.4%増の9,444億円、テキスト系(新聞記事、雑誌など)が同0.7%増の5兆431億円で、いずれも拡大傾向を示した。

 インターネット上で流通するコンテンツの市場規模は、前年比28.6%(1,538億円)増となる6,901億円。コンテンツ市場全体からすると約6%のシェアにとどまるが、2000年と比べると139.5%の成長が見られた。コンテンツの内訳では、テキスト系が3,084億円でトップ。以下は映像系の1,943億円、音声系の1,875億円と続いた。

 このほか、利用者が視聴・消費したコンテンツの流通量は、テキスト系が10兆7,521億時間(前年比7.3%増)で圧倒的に多かった。映像系は1,741億時間(同6.7%増)、音声系は308.5億時間(同11.4%)で、いずれも増加した。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060623_5.html

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( 増田 覚 )
2006/06/23 18:26

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