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ローカル検索を利用する人が急速に増えている~アイレップ調査


よく利用する検索方法

ローカル検索の利用シーン
 アイレップとクロス・マーケティングは、「インターネットユーザの検索行動調査」結果を発表した。それによると、エリア検索やマップ検索といった、キーワードに合う店舗などを検索し、地図上で表示する「ローカル検索」が急速に普及していることがわかった。

 「インターネットユーザの検索行動調査」は、ユーザーをサイトに誘導する重要ポイントを分析するために行なわれたもの。パソコンからインターネット検索を利用したことがある18歳以上の男女を対象とし、2006年6月7日から8日まで調査を実施。有効回答数は500サンプルとなっている。

 「よく利用する検索方法」では、Web検索が98.2%でトップ。次にローカル検索37.6%、ニュース検索31.8%、イメージ検索26.8%、ブログ検索16.4%などが並び、インターネットユーザーの6割以上が、複数の検索方法を併用していることがわかった。特にローカル検索は、検索サイトが提供する機能としては比較的新しいものになるが、普及率ではWeb検索に次ぐ2番手の検索手段となっている。

 「ローカル検索の利用シーン」としては、「行ったことのない場所へプライベートで行くとき」が95.3%で圧倒的に多い。「行ったことのない場所へ仕事で行くとき」が47.0%であることから、ローカル検索はビジネスよりもプライベートで頻繁に利用されていることがわかる。また、「飲食店」や「ショッピング施設」を探すときに利用する人も多いが、それらは週に5~7日以上インターネットを利用するヘビーユーザーに集中しているという。

 ポータルサイトに設置されることが多くなった「ブログ検索」に関しては、「使わない」ユーザーが84%に上った。ブログ検索を週1回以上利用するのは、インターネットユーザーの1割程度だという。これについてアイレップは、「ブログは普及しているものの、情報収集するための検索方法としての認知度は未だ低い」と分析している。

 このほか、「検索サイト利用時に一番最初にクリックするサイトを選ぶ基準」については、57.2%のユーザーが「説明文内に知りたい情報を重視する」と回答した。また、「クリックするサイトを判断する際に重視する項目」では、1番目に「タイトル」を上げるユーザーが多い。逆に、「クリックしないサイトを判断する際に重視する項目」では「説明文」が1番目に上げられている。これらの結果からユーザーは、検索結果のタイトルからクリックするサイト、説明文からクリックしないサイトを決める傾向があるとわかった。


ブログ検索の利用頻度 クリックするサイトを判断する際に重視する項目(上)、クリックしないサイト(知りたい情報とは無関係のサイト)を判断する際に重視する項目(下)

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.irep.co.jp/0201/678.html

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( 野津 誠 )
2006/06/27 14:32

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