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Web全体の推定接触者数と、前4週平均比
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CGM(ブログ/SNS/BBS)の推定接触者数と前4週平均比(上)、CGM(ブログ/SNS/BBS)接触者一人当たりの平均視聴ページ数と前4週平均比(下)
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ビデオリサーチインタラクティブは7日、2006FIFAワールドカップドイツ大会において日本戦が行われた時間帯のインターネット視聴動向を発表した。試合直後にWebサイトやブログへアクセスするユーザーが多いことがわかった。
調査は、日本対オーストラリア戦(6月12日22時~)、日本対クロアチア戦(6月18日22時~)、日本対ブラジル戦(6月23日4時~)が行なわれた前後のWeb全体の視聴状況を集計したもの。
それによると、オーストラリア戦が開始された22時台のWeb接触者数は304.2万人で、前4週平均の345.1万人を下回った。決勝トーナメント進出に後がないクロアチア戦の場合、試合開始の22時台は267.6万人で、前4週平均の337.3万人から大きく下回っている。この結果についてビデオリサーチは、「テレビ観戦に専念しているインターネットユーザーが普段より多かった」と推察している。
一方、ブラジル戦が開始された4時台のWeb接触者数は45.2万人で、前4週平均の25.3万人よりも2倍近く増えている。これについてビデオリサーチは、「それだけ起床在宅率が高かったことを物語っている」と分析している。また3戦とも共通して、試合終了後の時間帯におけるWeb接触者数が、前4週平均に比べて多くなっているという。
このほか、日本戦が行なわれた時間帯のブログやSNS、電子掲示板の視聴動向を見ると、ブログはWeb全体の傾向とほぼ同様に全試合とも試合後の推定接触者数が増えており、SNSは試合中とその前後1時間で推定接触者数が増えている。掲示板は、クロアチア戦中の23時台が13.8万人で、試合後は22万人となり特に増えている。
また、一人当たりの平均視聴ページ数の特徴としては、ブログは全試合とも試合前半の時間帯が後半の時間帯よりも活発な傾向を示しており、SNSはブラジル戦を除くと試合中でも前4週平均をやや下回った。掲示板は、全試合とも共通して試合終了後の時間帯に視聴ページ数が増えている。なお、今回集計対象としたブログ/SNS/掲示板は、W杯に関連していないコンテンツも含まれる。
ビデオリサーチは、引退を発表した中田英寿選手の公式Webサイト「nakata.net」の視聴動向についても発表している。2006年6月25日までが現時点での最新データのため、7月3日の引退発表当日の視聴状況は含まれていないが、月間の推定接触者数を見ると、W杯開始前の4月9.1万人、5月18.3万人から、W杯開始後は6月34.9万人に激増している。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.videoi.co.jp/release/newsrelease/20060707.html
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( 野津 誠 )
2006/07/07 16:25
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