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「Windows Live Toolbar 3.0」英語版をインストールしたInternet Explorer 6
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米Microsoftは25日、「Windows Live Toolbar 3.0」正式版をリリースした。単にベータテストが終了したというだけでなく、使いやすい多くの新機能が搭載されており、注目を集めつつある。Windows XP/2000およびWindows Server 2003のInternet Explorer 6以上に対応する。なお、日本語版はまだ提供されていない。
Windows Live Toolbarには、検索を支援する「スマートメニュー」機能が搭載されている。これは、開いているWebページの内容をツールバーが解析し、検索できる情報として地域情報、天気、株、画像などを自動的に絞り込み、ドロップダウンメニューとして表示する機能だ。さらにスマートタイプ機能により、検索フォームで入力したテキストからよく使用されているキーワードが自動的に表示される。
また、Google ToolbarやYahoo! Toolbarに比べてカスタマイズ機能が優れており、自分でボタンを作成して登録できる。このボタンは、Windows Live関係の情報提供サイトである「Windows Live Gallery」からダウンロードすることもできるし、開発者向けサイトにはカスタムボタンを作成するためのSDKも公開されている。これを使えば誰でもボタンを作成・公開できる。ボタンは、アイコンのデザインと簡単なXMLファイルを作成するだけで作ることができるという。
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インストール後、フィッシングサイト検出機能の使用の有無を尋ねるダイアログが表示される
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さらに「Windows Live OneCare Advisor」が搭載された。Microsoftが開発したフィッシングサイト検出機能を利用することができ、怪しいサイトを警告してくれる。これを使用すると自分の閲覧しているWebサイトのURLが送信されるため、使用しない設定を事前に選択することも可能だ。
そのほかにも「MSN Search Toolbar」にも搭載されていたタブブラウズ機能やフィード検出機能なども引き継がれている。
現在ダウンロードできるバージョンはWindows Live Toolbar 3.0の英語版やフランス語版などであり、日本語版はベータ版を準備している段階だという。現段階では日本語の説明ページが一部で用意されてはいるが、ダウンロードするためのリンクが機能していない状況だ。ただし、ここに掲載されている情報によれば、英語版Windows Live Toolbar 3.0で提供されているWindows Live Localとの連携機能と、Web情報管理共有ソフト「Onfolio」との連携機能が日本語版では提供されない様子だ。
英語版のWindows Live Toolbarをダウンロードしたい場合には、英語版トップページに行き、そこから英語版をダウンロードすることによって日本語環境でも一部機能を使用できる。
関連情報
■URL
「Windows Live Toolbar」英語版トップページ(英文)
http://toolbar.live.com/default.aspx?mkt=en
Windows Live ToolbarカスタムボタンSDK(英文)
http://dev.live.com/blogs/devlive/archive/2006/07/24/41.aspx
MSN Search公式ブログの該当記事(英文)
http://blogs.msdn.com/livesearch/archive/2006/07/25/678133.aspx
「Windows Live Toolbar」日本語版トップページ
http://toolbar.live.com/default.aspx?mkt=ja-jp
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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2006/07/26 13:44
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