ソフトイーサは28日、64bit版のWindowsやLinuxに対応したVPNソフト「PacketiX VPN 2.0」を8月以降にライセンス提供すると発表した。x64アーキテクチャではWindows XP Professional x64 EditionおよびWindows Server 2003 Standard/Enterprise x64 Editionのほか、Linux カーネル 2.4/2.6、Solaris 10などに対応、SPARCv9 64bitモードではSolaris 8/9/10に対応する。
今回用意されたのはPacketiX VPN 2.0ソフトウェアシリーズに含まれる「PacketiX VPN Server 2.0 64-bit Edition」のほか、VPNサーバーに接続するため無償で提供している「PacketiX VPN Client 2.0 64-bit Edition」および「PacketiX VPN Bridge 2.0 64-bit Edition」。
64bit版 PacketiX VPN 2.0では、32bit版と比較してVPN通信スループットが向上するのが特徴。同一のハードウェア上で、64bit版と34bit版を用いてVPN通信スループットを実験したところ、32bit版は最大通信スループットが約2.6Gbpsだったが、64bit版では約3.1Gbpsを計測したという。ソフトイーサは、「CPU速度やメモリアクセスアーキテクチャなどがボトルネックになっている環境では、64bit化により約17%のVPN通信スループット向上が達成できる」としている。
そのほか、64bit化によりPacketiX VPN Server 2.0における同時接続VPNセッション数および仮想HUB数も増える。32bit版では仮想HUBの個数は4,096個、VPNセッションの同時接続数は4,096セッションだったが、64bit版ではそれぞれ100,000個、100,000セッションになる。
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■URL
ニュースリリース
http://www.softether.com/jp/company/press/release/060728.aspx
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( 増田 覚 )
2006/07/28 13:51
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