NTTレゾナントは2日、小学生の子供を持つ保護者を対象にした「第4回 小学生のインターネット利用に関する調査」の結果を公表した。未就学児(小学校入学前)のインターネット経験率は3割以上に上り、家庭でのインターネット利用は7割以上が保護者とともに利用しているという結果となった。
調査は三菱総合研究所と共同で、小学生向けポータルサイト「キッズgoo」において、小学生の子供を持つ保護者を対象にアンケートを実施。有効回答数は1,311件。
調査によると、子供がインターネットを利用し始めた年齢は、就学前の「3歳~5歳」が26.9%と最も多い。「0歳~2歳」の7.5%と合わせると34.4%となり、2005年の調査(15.8%)の2倍以上となった。
自宅における子供のPC利用環境は、「親と共有のPCを使っている」が83.5%と圧倒的に多いが、「子供1人に1台のPCを使っている」(9.7%)、「子供たち専用のPCがあり複数の子供で1台のPCを使っている」(6.0%)など、子供専用のPCを用意している家庭も約15%に達する。
自宅での子供のインターネット利用時間は、「週に30分未満」(24.8%)という回答が最も多く、「週に30分~1時間未満」(22.6%)、「週に1時間~2時間未満」(17.3%)などが続く。週に1時間以上利用しているという回答の合計は52.7%に達し、「週に7時間以上」という回答も9.9%あった。
子供がインターネットを利用する際の状況は、両親のいずれかが何らかの形で子供と一緒に利用しているという回答が71.9%に達する。家庭でのインターネット利用のルールについては、「利用するサービスや閲覧するページについてルールがある」(28.5%)、「接続時間についてルールがある」(27.6%)といった回答も多いが、「特に(ルールは)設けていない」という回答も37.7%に上る。
学校の授業でのインターネット利用時間は、週に1時間以上とする回答が25.3%。インターネットを利用した授業では、「子供向けのポータルサイトを利用している」という回答が65.5%に達している。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://research.goo.ne.jp/Result/000322/index.html
( 三柳英樹 )
2006/08/02 17:07
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