米AOLがメールサービスなどの無料提供を発表、広告収入モデルに移行

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米AOLがメールサービスなどの無料提供を発表、広告収入モデルに移行

　米Time Warnerは2日、AOLのメールサービスやセキュリティサービスなどをブロードバンドユーザー向けに無料で提供すると発表した。これらのサービスの無料提供は、9月初旬から開始される予定。

　Time Warnerでは、AOLからブロードバンドサービスに移行したユーザーからの「AOLのサービスを使い続けたい」という要望に応える形で、AOLのメールサービスや、ペアレンタルコントロールを含むセキュリティサービスなどを無料で提供することにしたとしている。これらのサービスはこれまで有料で提供してきたが、無料化することで利用者を増やし、広告収入モデルへと移行する狙いだ。Time Warnerでは、2006年第2四半期でAOLの広告収入は前年比で40％増加したとしている。

　また、過去2年間にAOLを退会したユーザーに対して、以前利用していたID（スクリーンネーム）を再度利用できるようにする措置を取ることも発表。これにより、過去にAOLを利用していたユーザーを取り込む。AOLでは引き続きダイアルアップ接続サービスも提供していくが、積極的な展開は行なわないとしている。

関連情報

■URL
　ニュースリリース（英文）
　 http://www.timewarner.com/corp/newsroom/pr/0,20812,1222063,00.html

（三柳英樹）
2006/08/03 15:51

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