World Wide Web Consortium(W3C)は、Webページ上で音声合成機能を利用するための記述言語「SSML(Speech Synthesis Markup Language ) 1.0」において、日本語など、従来より広範な言語に対応させると発表した。
音声技術専門家が集まったワークショップでは、「SSML 1.0」の対応言語数の拡大に関するさまざまな意見が行なわれたという。報告書では、日本語のほかにも、北京語、ヒンディ語、アラビア語、ロシア語、ヘブライ語、韓国語などを新たにサポートするため、「SSML 1.0」の更新に着手するとまとめられている。この報告書を受けてW3Cでは、研究者や技術者に対し、音声合成記述言語の更新に向けた策定活動への参加を呼びかけていく。
また、新たな対応言語を話す地域においては、パソコンよりも携帯電話を通じたWebの利用が普及しているとし、「SSML 1.0」が更新されると、携帯電話やパソコンなどを通じて、世界中で合成音声を利用する機会が増えるとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.w3.org/2006/08/ssml-pressrelease
( 津田啓夢 )
2006/08/04 19:52
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