フェイスは7日、同社が運営するMMORPG「ローズオンライン エボリューション」において、外部からの不正アクセスにより会員情報が流出した可能性があると発表した。ローズオンラインのアカウント数は、現在までに累積で約33万件に上る。
フェイスによると、サービスがうまく動作しないとの不具合の問い合わせが会員からあり、社内調査をしたところ、不正アクセスによる会員情報流出の可能性があることが判明。6日15時45分、外部からサーバーにアクセスできないよう、サービスを全面停止して緊急メンテナンスに入った。現在、外部の機関による調査も開始し、状況の把握に努めているという。詳細な事実確認と再発防止策が完了するまで、引き続きサービスは停止する。
ローズオンラインのトップページには現在、今回の緊急メンテナンスについての告知が掲載されている。実際の流出の有無や項目などについては、8日夕方時点でまだ調査中。詳細や今後の対応については、同ページで随時公表する。
ローズオンラインでは7月にも不正アクセスが発生したとして、会員にはパスワードの変更を求めていた。なお、同社が運営する他のサービスとはサーバーが異なるため、今回、会員情報が流出した可能性があるのはローズオンラインのみだという。
【追記 19:35】
フェイスは8日、外部機関による初動調査の結果、会員の個人情報が流出した可能性が高いことが判明したと発表した。現時点で流出した可能性が認められるのは、アカウントID、パスワード、メールアドレス。さらに、氏名、住所、生年月日を登録した一部会員については、これらの情報が流出した可能性も否定できないとしている。流出した可能性のある会員の数は調査中だ。
関連情報
■URL
ローズオンライン
http://www.roseon.jp/
ニュースリリース
http://www.faith.co.jp/ir/doc/060808Roseonline.html
関連記事:MMOPRG「ローズオンライン」正式サービス。イメージキャラは小倉優子[Broadband Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/9952.html
( 永沢 茂 )
2006/08/08 17:16
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